ぎっくり腰や急性期のヘルニアになってしまった
- ぎっくり腰(急性期の腰痛といいます)が起きてしまった時どうしたら良いかわからない
- 足の痺れが強く病院の診断結果、ヘルニアと言われた
- 病院の処置は最初は痛み止めを飲んだり安静にした後、動いた方が良いと言われたけれど、病院に行くのが週1回だし、リハビリを続けれる気がしない
- 何度もぎっくり腰を発症していて、もう二度となりたくない
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整形外科では、腰痛、肩こり、変形性関節症といった慢性疾患以外にも外傷、スポーツ、手の外科など運動器の全ての疾患を取り扱うことになり、その範囲は非常に多岐に及びます。そのため、腰を専門としている先生が近くにいないことも…
※腰痛の専門は脊椎外科医と言われています。
腰痛の専門医は何カ月待ちであることもあり、探して、予約して、通院して、大変です。
実は、腰痛の中でもヘルニアが痛みの原因ということは少ないです。
ヘルニアは数ヶ月で自然に治ってくることが多いので、昔に言われて今も痛いという人は、ヘルニアではない別の痛みの原因がある可能性が大きいです。
自然に治ってくることが多いので、手術ではなく薬を使う保存療法や神経の周りに痛みを感じなくさせるような麻酔薬であるブロック注射で痛みを抑えることが基本になります。
「ではなぜ、ヘルニアと言われることが多いのか?」
腰痛でレントゲンを撮ると、椎間板ヘルニアになってる場合にはこの椎間板のある骨と骨との隙間が潰れてしまいます。
この椎間板は歳をとってくるとだんだんとだれでも潰れていきます。それも正常な老化の過程、加齢現象なのです。例えば50代の人であれば6,7割の人が椎間板がある程度潰れてきています。
そのため腰痛でレントゲンの結果、骨と骨の隙間が潰れてるから痛みは椎間板から来てると診断される医者も多いのが現実です。
実際にはいろんな腰痛の原因、筋肉や細かい関節だったり、そういうところからくる腰痛もレントゲン撮って椎間板が潰れてるから椎間板ヘルニアだと診断されてる人も多いのではないかと思います。
しかし椎間板ヘルニアというのは中身が後ろに出っ張り、神経を圧迫したことで足が痛い状態のことを指すため、自分が椎間板ヘルニアだと診断された方はほんとに自分が椎間板ヘルニアなのか、もう一度考えた方が良いかもしれません。
一生痛まない腰を作るためには、正確に病態を見つけ出すことと、その病態にあった最新の運動療法を行うことが必要なのです。
①正確な病態診断
②病態や痛みを発生させた原因に合わせた運動療法
この組み合わせが唯一の方法です
これ以上、腰痛の再発に悩みたくない
これ以上、腰痛対策に時間を使いたくない
この痛みを放っておくと大変なのはなんとなく分かっている
その痛みをなんとかしませんか?
2021年11月撮影 金岡恒治先生
病態というのは、その痛みがからだの中のどの場所、どの組織からおきているのかを指す言葉で、つまりは痛みの“震源地”のことです。まず一番一般的な病態は筋肉からくる腰痛(筋性腰痛)ですね。
“あなたの腰痛の病態は、筋肉に負担がかかったことによって起きている筋性腰痛ですね”、という言い方をします。
体の中の特定の機能を持った場所のことを“組織”といいますが、腰痛の“震源地”にはいろんな組織があります。
次に多いのが腰の骨と骨をつないでいる組織である椎間板と椎間関節です。椎間板はクッションの役割を持ちますがいろいろな理由でクッション性能が低下すると損傷して痛みを出すようになります。また椎間関節も指の関節と同じような関節で、大きく動かされたり、大きな荷重がかかることで痛みを出してしまいます。さらには骨盤を作っている仙骨と腸骨の間の関節(仙腸関節)も痛みを出すことがあります。
例えば椎間板が病態の場合には「あなたの腰痛の病態は、椎間板におきた損傷からくる椎間板性腰痛のようです」と言うような使い方をします。
つまり腰痛の病態は大きく、筋性腰痛、椎間板性腰痛、椎間関節性腰痛、仙腸関節性腰痛の4つに分けることができます。
金岡恒治・成田崇矢(2018)腰痛のプライマリ・ケア 文光堂
各ステージの特徴を表す表を載せます。
腰痛のステージⅣになると骨の変形が起きて、骨や関節の形が変わります。このような状態のことを器質的変化と呼ぶので、ステージⅣよりうえは器質的な障害と呼ばれます。そしてこの段階になって初めて、レントゲン検査などで、病態である震源地が見える様になるので、私は“見える腰痛”と呼んでいます。
一方、程度の軽いステージⅢより下の段階では、骨の形の変化は起きていないので、レントゲン検査などでは痛みの震源地は特定できません。つまりこの段階は原因が“見えない腰痛”なのです。“見えない腰痛”が痛みを出しているメカニズムは、震源地の病態の組織に、何らかのからだの機能低下が原因で有痛性肉芽ができてしまって、そこに負荷が加わることで痛みが出ています。つまりからだの機能低下が原因なので、機能的障害とも呼ばれます。
腰痛で病院に行ってレントゲンをとっても悪いところが見つからずに原因不明と言われたことがありませんか?多くの整形外科の医師はレントゲンで見えない腰痛は原因不明として、くすりやコルセットで痛みをとる、いわゆる対症療法で済ませてしまっています。本当に痛みをとりたいなら、痛みがでた原因である、あなたのからだの何らかの機能低下を改善しなければなりません。
ではどのようにして“見えない腰痛”の震源地(病態)を見つければよいのでしょう?
痛みの犯人(病態)を探るためには、まず詳しい聞き込み調査(問診)が行われます。どのような状況で痛みが出たのか、仕事や生活習慣などできるだけ細かく多くの情報を集めます。
次にからだを動かしてどの方向で痛みが出るのかを確認します。これは今後どのような運動療法が有効であるかを立案するうえでも重要な情報です。そして、痛みがある場所を指で押して震源地を確認していきます。痛みが背骨にある場合には椎間板や椎間関節から、痛みが筋肉の場所にある場合には筋筋膜から、仙腸関節の場所にあるなら仙腸関節からきている腰痛であることが疑われます。痛みの場所をできるだけ細かく知ることは病態探しに重要です。さらにはからだの動かし方の中で痛みが出るかどうかを探していきます。
こうしてレントゲンという物的証拠があがっていない腰痛に対しては多くの状況証拠を集めて、病態を推定していきます。犯罪者を捕まえるときには、状況証拠だけでは有罪にすることはできないのですが、腰痛に関しては状況証拠が上がっていれば、最も疑わしい病態に対して、痛みを取る対処を、治す介入、治す働きかけをしてみます。
そして、それによって痛みが減れば、そこが悪かったんだな、推定病態が犯人だったんだな、と考えて差し支えないと思います。病態がわからないからくすりで痛みだけとって、犯人は野放しにして何も治療しない。それは痛い人、被害者にとっては良いことはなにもありません。
つまり、まずは病態を推定することが大切です。
腰痛改善アプリでは細かいアンケートに答えたり、いろいろと動いて痛みのある場所を確認していきます。
腰痛改善アプリでもまずはこの病態推定からはじめます。
ほとんどの腰痛は腰痛アプリで対応が可能ですが、先に示した、ステージⅤの段階は整形外科的治療が必要になりますので、病院での治療が優先されます。
また腰痛を呈する疾患のなかには、まれに red flagとも呼ばれる、腹部大動脈瘤解離、化膿性脊推炎、脊椎腫瘍や転移性腫瘍などの早急に処置を要する病態もあります。これらの疾患では、安静にしていても痛みが和らがない、寝ていても痛みが続く、発熱している、食欲がない、理由なく体重がへっているといった症状があります。これらの症状を伴うときには、 red flagを疑って早急に専門的検査や治療が行える病院に行きましょう。
また高齢者に好発する脊椎の圧迫骨折においては、骨粗鬆症の程度が強い場合には徐々に椎体がつぶれていって大きな変形を残すこともありますので、整形外科を受診してください。
腰痛改善アプリでは腰痛評価でred flagが出た場合はすぐに病院への案内を勧めていますが、もしそのような表示がされていなくても、上記に当てはまる方は病院を受診してみてください。
自分自身で腰痛の痛みの原因と腰痛改善ができるアプリが登場。自宅で自分の好きな時間に行うことができ、操作は簡単
腰痛評価と実際の腰痛専門医の病態推定結果を300件以上照らし合わせて、病態推定評価のロジックを組みました。
腰痛治療の最先端で活躍されている、医師と理学療法士に全面協力いただき、1年間の打ち合わせを重ね、病態評価から改善までの過程を突き詰めました。
運動療法が予想よりも大幅に効き目があり、特に最初の評価で提案された運動療法が効き目が抜群だった。毎日自発的にその運動を繰り返した。
痛みに関しての更新が毎日できる点。毎日痛みの度合いを更新できる機能の中で自身もどの程度症状が改善したのかが自覚できる。
運動療法の時間設定が程よく、忙しい社会人でも気軽に取り組める。
運動療法を自身で選べるため効果のあった運動療法を選択できる。
「マインド」のタブに色々な項目があるがどれも非常に効果がある。
ホーム画面が非常に機能的で腰痛の推移とログイン日数、ログインした人そうでない日が視覚的にわかる。
PUSH通知と時間を設定できる。忙しい社会人にはとてもうれしい機能です。
文字サイズが設定できる。私は文字サイズ最大がとても使いやすくて大事な機能だと切に感じます。
アプリケーションの動作が非常に軽い、機能が絞られていて快適。
ぜひいつでも取り出せる、
最高の腰痛専門ドクターと
腰痛専門リハビリセラピストを
ポケットに入れて持ち歩いてください