女性は、生理痛に苦しめられることが多々あります。腹痛だけではなく、腰を痛める女性が多いです。
- 生理痛で腰痛が生じる理由
- 腰痛を楽にするために必要なツボ
- 腰痛を楽にするためのマッサージのコツ
目次
生理痛で腰痛が生じる理由
生理時は、子宮の周りの血流不良が生じ、腰痛を引き起こします。腰痛と併用して腹痛が生じることが多いです。これは、「プロスタグランジン」が大きく関与していると言われます。プロスタグランジンは、子宮収縮を促すことにより、経血の排出をスムーズにするホルモンです。血管を収縮するため、腰痛やだるさが出現します。
腰痛を楽にするために必要なツボ
この腰痛を軽減するためのマッサージ部位として、まず背骨の下端にある仙骨と言われる骨の上の部分を押すと痛みが出現する部分があります。仙骨の一番上の穴の「上髎(じょうりょう)」と言われる部分です。そこから親指1本分下のところが「次髎(じりょう)です。この二カ所を意識しながら、両手を腰に回し、中指が当たるようにします。中指で3秒ほど押し、それを3分ほど繰り返します。
腰痛を楽にするためのマッサージのコツ
骨盤周囲の筋肉はマッサージではなるべく柔らかく刺激を行います。激痛が伴う場合は、痛み止めの服用も必要となります。特に仙骨や臀部(でんぶ)の上などは骨盤の影響を受けやすいため、マッサージを行うと腰痛の軽減を図ることができます。この際、自分で行う時は手の腹でゆっくり大きな円を描くように少し圧を加えて揉みましょう。この際に強く押したり、叩くのは厳禁です。
何故ならば、筋繊維のダメージが重なってしまうからです。このことにより、筋肉に微細な傷が入ることになり、腰痛は生理が終わっても慢性化してしまう可能性が高くなります。また、マッサージをする部位として、背骨を構成している骨(脊椎)のうち、腰椎は5個の骨の積み重ねで成っています。腹筋をはじめ、背筋(脊柱起立筋、広背筋、大腰筋)などが、背骨をとり囲むようにして支えています。
脊柱起立筋や広背筋は背部の上部から広範囲に広がっているため、腰だけのマッサージだけではなく、背骨に沿ったマッサージが必要です。このマッサージは、一人で行うことは難しいため、ストレッチなどでケアをする必要があります。
自律神経の乱れを整えることも重要
マッサージだけでなく、温めることも効果的です。自律神経失調症などの自律神経の乱れにより、腰痛が悪化する場合もあるため、ストレスケアを行うことも必要となります。ウォーキングやストレッチ、筋膜リリースなどの腰痛に効果的な体操を生活に取り入れましょう。
最近ではアロマテラピーやCBDオイルなど、香りや栄養の成分を活用することで自律神経の乱れを整えることも有効なことが分かっているので、そういったものも効果的に生活に取り入れることをお薦めします。