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腰痛に悩むあなた、こんなこと聞いたことありませんか?
「相撲の四股には、腰痛を予防する効果がある」
お相撲さんが毎日ハードな稽古を積み重ねても、腰痛にならないのは、四股をしているからなのです。

四股には、腰痛予防に効果的な要素がたくさん盛り込まれています。腰痛に悩む方は、相撲の四股に取り組んでみるといいでしょう。

「でも体が硬くて、お相撲さんのように脚が上がらないよ」という方も、安心してください!四股以外にも、腰痛予防におすすめの動きが相撲にはあるのです。本項では、体が硬い方でも手軽にできる相撲の動きや正しい四股の踏み方を紹介します!腰痛に悩むあなた、必見ですよ!

腰痛になる原因

では、どうして腰痛になるのでしょうか?腰痛になる原因は実にいろいろありますが、よく挙げられる腰痛の原因を3つ紹介します。

腰を支える筋力が弱るから

骨盤を支えている腰やお尻の筋肉が落ちることで、腰痛になりやすくなります。筋肉が低下する原因として、運動不足が挙げられます。しかし、日本人の3人に1人は運動不足と言われ、多くの方が運動不足に悩んでいるのです。

仕事や家事に追われる現代では、運動不足になりがちです。日頃から適度に運動に取り組み、筋肉を落とさないことが腰痛予防に繋がるでしょう。

腰や脚の筋肉が硬くなるから

長時間におよぶデスクワークは、腰や脚の筋肉が硬くなり、腰を痛める原因になります。

硬くなった筋肉は、ストレッチをしてほぐすのが手軽な方法です。しかし、腰痛の原因になりやすい股関節まわりの筋肉は、一般的なストレッチではなかなかほぐせません。

体を大きく動くような「ダイナミックストレッチ」がおすすめですが、専門的な知識が必要なので、一般の方が取り組むにはハードルが高いストレッチと言えるでしょう。

腰に負担のかかる動きをするから

中腰は腰にもっとも負担のかかる姿勢なので、この姿勢を取る際には注意が必要です。

例えば台所で洗い物をしているときや、重い荷物を床から持ち上げるとき、腰を曲げて作業をしている方は要注意です。

なぜなら、腰を曲げた姿勢は、もっとも腰に負担がかかりやすい姿勢だからです。予防するためにも、腰を痛めにくい姿勢を意識しましょう。

四股が腰痛にいい理由

相撲の四股には、腰痛予防に効く要素がたくさん含まれています。

前項で紹介した「腰痛になる理由」を踏まえたうえで、四股が腰痛にいい理由を3つ解説していきます。

腰やお尻の筋肉がつくから

相撲の四股は、腰やお尻の筋肉を鍛えることで骨盤が安定し、腰痛になりにくい体作りができるでしょう。またトレーニング器具も必要なく、畳1畳ぐらいのスペースがあれば、すぐに取り組めるのも魅力です。

手軽に骨盤を支える筋肉を鍛えられる四股は、運動習慣がない方にもおすすめの種目と言えるでしょう。

股関節の筋肉が緩むから

相撲の四股のように、脚を高く上げるような動作は、股関節の筋肉を緩めるのに最適な運動を言えます。デスクワークなど、日頃から座りっぱなしの方は、股関節まわりの筋肉を硬くなりやすいのです。

股関節まわりの筋肉をほぐすには、相撲の四股のように大きく脚を上げる「動的ストレッチ」に取り組むことがおすすめです。
👉股関節と腰痛の関係 よくある症状から対策を徹底解説

腰痛になりにくい動き方がわかるから

相撲の四股は、股関節から曲げるように重心を落とすため、腰痛になりにくい動作が体得できます。なぜなら相撲の四股は、腰を伸ばしたまま屈むため、腰を痛めにくい動作が身に付きます。

相撲の四股で体の正しい動かし方を身につければ、日常生活のあらゆる場面で応用が可能です。そうなれば、台所で洗い物をしたり、荷物を持ち上げたりしても、腰を痛めにくくなると言えるでしょう。

正しい四股の踏み方

相撲の四股には、正しいやり方があります。これから紹介する3つのポイントを踏まえて四股を行うようにしましょう。

「体が硬くて脚が上がらない」という方は、四股以外にも、相撲の動きを応用したエクササイズを紹介するので、そちらに取り組んでみてください。

四股の正しい踏み方

相撲の四股は、ただ脚を高く上げればいいというわけではありません。腰痛を予防するためには、正しいフォームで四股を踏むことが大切です。

①足を肩幅の広さにとる。
②膝を直角に曲げて、腰を落とす。
③体重を片足に乗せる
④軸足を伸ばしながら、足を上げる
②から④を繰り返し、左右で10回ずつ行います。

初心者向けにおすすめの相撲のエクササイズ

「体が硬くて脚が上がらない」という方は、まずは四股ができるぐらいの柔軟性を身に付けましょう。

体が硬くて四股ができない方におすすめの「相撲エクササイズ」を2つご紹介します。

相撲エクササイズ①

①足を肩幅に開く。
②つま先と膝を外に向ける。
③腰をまっすぐ伸ばしたまま、膝を曲げて腰を落とす。
④ゆっくり膝を伸ばして元の位置に戻る。10回繰り返す。

しっかりと重心を落とせるように、股関節まわりの筋肉を軟らかくしていきます。

また、腰を曲げたまま重心を落とすと、腰に負担がかかってしまいます。不要なケガを防ぐためにも、まずは正しく重心を落とす姿勢を身に付けましょう。

相撲エクササイズ②

①相撲エクササイズ①の姿勢から始めます。
②片方の膝を曲げて、脚に重心を乗せます。
③重心が乗っていない方の脚は、膝を伸ばしてつま先を上げます。
②③を交互に10回ずつ繰り返します。

相撲エクササイズ②で、太腿の筋肉をストレッチしていきましょう。しっかり膝を伸ばして、つま先を上げるのがポイントです。

四股を踏まない時がいい場合

四股は腰痛予防に効果的ですが、腰痛症状によっては、運動を中止しましょう。特にこれから紹介する2つ症状に該当した場合は、速やかに運動を中止してください。

動くと痛む時

四股を踏んで痛みが出る場合は、運動を中止して、安静にしましょう。筋肉や靭帯が損傷している可能性もあるので、安静にして痛みが治まるのを待ちます。

それでも痛みがひかない場合は、専門医の診察を受けることをおすすめします。なぜなら、「癌」や「脊椎カリエス」など病気が疑われるからです。しかし、速やかに専門医の治療を受ければ回復が見込めます。

安静にしていても痛みが続くときは、専門医の診断を速めに受けることがおすすめです。

続けても腰痛が治らない時

四股を続けても、腰痛を繰り返してしまう場合は、運動があなたの腰痛に合っていないこともあります。腰痛を繰り返すようであれば、運動メニューを変えた方がいいでしょう。

しかし、どんな腰痛運動をしたらいいのか、分からない方も多いでしょう。そんな方には、「腰痛ドクターアプリ」がおすすめです。

「腰痛ドクターアプリ」とは、腰痛の専門医が開発したアプリで、答えるだけで、あなたの腰痛に合わせた運動を提案してくれます。

四股を続けても腰痛を繰り返してしまう方は、ぜひ活用してみましょう。

まとめ

腰痛予防には、相撲の四股が効果的であることを紹介しました。股関節まわりの硬くなった筋肉をほぐし、骨盤をささえる筋肉を鍛える四股は、腰痛予防に効果的と言えるでしょう。

しかし、四股を踏むには、一定の柔軟性が必要です。体が硬くて四股が踏めない方には、まずは相撲エクササイズで体を柔らかくしてから、四股に取り組みましょう。

ただし、痛みがある場合や四股を続けても腰痛を繰り返してしまう場合は、運動を中止してください。場合によっては、専門医を受診するか、他の腰痛予防に取り組むことが必要です。腰痛体操や有酸素運動などと一緒に、四股を行い腰痛を改善しましょう。

運動不足は、腰痛の原因となります。運動習慣がない方は、ぜひ本項を活用して、運動に取り組んでみましょう。

参照:
ストレッチをしても柔らかくならない!|ACTIVATE GIM【体幹強化】四股トレーニングを行う4つのメリットややり方を分かりやすく解説【お相撲さんだけじゃない】動作の要「お尻」を筋トレ 歩き姿美しく、腰痛も防ぐ|ヘルスUPフィットネス生活習慣病|一般社団法人 日本生活習慣予防協会

著者情報

腰痛メディア編集部
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