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誰もが一度は遊んだことがある“バドミントン”

ラケットやシャトルなどを使うスポーツですが、実は腰痛が起こりやすいスポーツの一つであるということをご存知でしょうか。

バドミントンはか細いラケットからは想像できないほどコート内を激しく走り回り、時には時速100キロ以上のシャトルが飛び交う激しいスポーツなのです。

この記事を読めばバドミントンで起こる腰痛のしくみやなりやすい怪我などについてわかるでしょう。

ぜひ最後までご覧ください。

なぜ腰痛になるの?

サッカーやバスケットボールとは異なり、接触プレイがほとんどみられないスポーツである“バドミントン”

しかしながら、飛び交うボール(シャトル)の速度はすさまじく、ラリーの時には時速100キロを超え、スマッシュ時の初速は時速300キロを超えるほどです。

そのためコート内では選手たちが常に目まぐるしく動き回ります。

バドミントンではこの速い球速に対応するべく、下半身を酷使します。

特に腰はひねったり、伸ばしたりといった動作が多く、腰痛になりやすい部分であるといえます。

バドミントンでなりやすい腰痛症って何?

腰椎分離症

人の背骨は24個の骨でできており、そのうち腰付近にある5つの骨を「腰椎」と呼んでいます。

腰椎は“椎体”という円柱状のかたちをしている前部分とその後ろに出ているひれ状の“椎弓”という後部分で構成されています。

椎弓には細い部分があり、ジャンプやひねりなどの衝撃に弱く、激しい運動を繰り返しているとヒビ(疲労骨折)が入り、骨が分離してしまうことがあります。

腰椎分離症の主な症状は腰痛ですが、安静時には痛みを感じにくいです。

腰をひねったり、反らせたり等、腰に動きがあるときに腰痛を感じるといわれています。

人によっては太ももやお尻あたりが痛むこともあり、同じように腰をひねったり、反らせたりしたときに痛みを感じます。

また、分離した部分が神経を圧迫することにより、慢性的な腰痛やしびれを引き起こす可能性があります。

椎間板ヘルニア

背骨の骨と骨との間にあるクッションのような組織を“椎間板”といいます。

椎間板が本来あるべき部分からとびだしてしまうことで、痛みやしびれを生じてしまう病気を“椎間板ヘルニア”といいます。

バドミントンは前かがみでいることが多く、左右に激しく動いたり、地面に近い位置でのプレイも多々見受けられるため、椎間板への負担も大きなものとなります。

椎間板ヘルニアでは飛び出てしまった椎間板が神経を圧迫することで腰や足の痛み、しびれなどの症状が起きます。

感覚の神経も圧迫されるので、力が入りにくくなったり、感覚がマヒすることもあります。

筋・筋膜性腰痛

腰椎分離症や椎間板ヘルニアなど腰に大きな変化がみられるような腰痛とは異なり、“腰の構造的な問題がなく起こる腰痛”を「筋・筋膜性腰痛」と呼ぶことがあります。

背骨付近はたくさんの靭帯や筋肉が密集している部位であり、背骨を支えています。

バドミントンなどのスポーツで激しい運動を続けていると背中の筋肉に疲労がたまり、筋肉に負担がかかっていきます。

背骨を支えている筋肉の機能が衰えていくことで背骨を正しい位置にとどめておくことができず、腰痛が引き起こされます。

足や太ももにまで痛みやしびれが及ぶこともあり、腰を曲げたり反らしたりなどの運動を行うと症状が悪化してしまう可能性があるため注意が必要です。

バドミントンは腰痛になりやすい?その原因と予防方法をご紹介

その他バドミントンで起きやすい怪我や病気について解説

バドミントンは腰だけでなく全身を使って激しく動くスポーツですので、腰痛以外にもさまざまな症状を引き起こすリスクがあります。

靭帯損傷

人の関節部分は“靭帯”と呼ばれる組織で関節を補強したり、動きを制限する役割を持っています。

バドミントンでのひねりや体重移動などによる負荷がたまると靭帯に負担がかかり、進行すると断裂してしまうことがあります。

肉離れ

筋肉は筋トレや運動などにより負荷がかかることで傷ついていきます。

十分な休息を与えることで筋肉は回復していき、より強固になっていくのですが、絶えず休まず動かすことで傷が修復されず症状が悪化していきます。

激しい運動を続けることで筋肉が切れるなどの断裂を引き起こし、動けなくなるほどの激しい痛みを伴います。

腱鞘炎

ラケットをあらゆる方向から振るバドミントンは手首や指にも負担がかかります。

酷使され続けることで手の筋肉と骨をつないでいる腱がこすれ合い、炎症を起こしてしまいます。

腱鞘炎が進行すると指がスムーズに動かしにくくなる“ばね指”になることがあるため注意が必要です。

捻挫

バドミントンではコートの中を常に動き回るため荷重移動やジャンプなどの動作が絶えず繰り返されます。

頭上にあるシャトルを追いながら前後左右に移動するため、捻挫しやすいといわれています。

足首を不自然なかたちでひねってしまうことで関節の腱や靭帯が傷つき、関節部分の血管が損傷することで痛みや内出血を引き起こします。

腰痛問診診断・改善サービス「腰痛ドクター」で自分の腰痛の原因を知ろう

スマートフォンではいろいろな会社がさまざまなアプリを開発しています。

「腰痛ドクター」では、あなたの腰痛に対して正確な原因を評価してくれたり、腰痛の改善が期待できるような効果的な体操やストレッチ方法を教えてくれます。

「腰痛ドクター」は実際に腰痛患者複数人のデータをもとにしてつくられた“ヘルスケアアプリ”で、問診を行うことで現在のあなたの腰痛の状態や症状別の危険度などを教えてくれます。

また、症状に合わせて動画を用いて改善方法をわかりやすく説明し、毎日短時間で実践しやすい運動を行うことで、腰痛に対して細かくアプローチできるようになるでしょう。

自宅でも職場でも好きな場所で問診診断をしたり、ストレッチを行うことができるため、気軽にトライできます。

バドミントンなどのスポーツをやっていて腰の痛みが気になる際には使用をおすすめします。

長年腰痛で悩んでいた人も改善を実感できるアプリですので、気になる人はぜひ試してみてください。

まとめ

バドミントンで起きやすい腰痛症や他の病気、その原因についてお話しさせていただきましたが、いかがでしたでしょうか。

今回の記事のポイントは

・バドミントンなどの激しいスポーツでは腰への負担が大きい。
・激しい運動を続けることで腰痛を伴う大きな怪我になることがある
・バドミントンでなりやすい腰の怪我は骨や筋肉によるものがある
・腰痛以外でも手や足で起きやすい怪我もあるため注意が必要
・腰痛に悩んでいる人は腰痛アプリがおすすめ
・腰痛アプリで自分の腰痛の原因を知ることで早く対処できる

でした。

趣味や仕事として好きでやっているスポーツは長く続けていたいですよね。
上達したい、強くなりたい。練習に励む人たちの目標はさまざまありますが怪我をしてしまってはモチベーションも下がってしまいます。

なりやすい怪我を知ることで充分に気を付けることができるでしょう。

もしバドミントンをやっていてすでに腰痛に悩まされている人はぜひ腰痛アプリを試してみてください。

出典:

スポジョバ【バドミントン】怪我はなぜ多い?怪我の種類と対策を紹介!
https://spojoba.com/articles/360
痛みの情報サイト疼痛.jp 腰痛症
https://toutsu.jp/pain/yotsu.html
くすりと健康の情報局 腰痛の症状・原因
https://www.daiichisankyo-hc.co.jp/health/symptom/26_youtsu/

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

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著者情報

apidra
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保有資格

薬剤師

経歴

病院薬剤師として勤務後、調剤薬局にて保険薬剤師として現在勤務しております。

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