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 妊娠をしておなかが大きくなってくると、腰の痛みを訴える方が増えてきます。

 その理由として、大きくなったお腹とバランスをとるために猫背になり骨盤が前傾することによる腰痛と、出産に向けて骨盤周辺の関節や靭帯が緩んでくることによる腰痛の2つが挙げられます。

 しかし、中にはそのような理由の腰痛ではなく、陣痛による腰痛であることもあります。

 陣痛には前駆陣痛と本陣痛があります。

 前駆陣痛が腰痛から始まる方は多く、これが妊娠による腰痛なのか前駆陣痛なのかまたは本陣痛なのか、不安に思う方もいると思います。

 前駆陣痛と腰痛について、詳しくまとめてみました。

前駆陣痛とは

 前駆陣痛とは妊娠36週前後、お産に備えて赤ちゃんが骨盤の方へ下がるために、子宮が収縮したり骨盤が広がることで起こる不規則な痛みのことです。

 本陣痛はそのまま出産へつながるため定期的な痛みがどんどん強くなっていきますが、前駆陣痛は痛みが強くなったり弱くなったり、不規則であるのが特徴です。

前駆陣痛の症状

  • 腰痛
  • 腹痛
  • 下腹部痛
  • 下痢のような痛み

 などが、前駆陣痛の代表的な症状です。

なぜ前駆陣痛で腰が痛くなるのか

 出産の際には、分娩を促進するためのオキシトシンというホルモンが脳から分泌されます。

 このオキシトシンというホルモンは、赤ちゃんが子宮口から出てくるために、骨盤や股関節周囲の関節や靭帯を緩める作用があります。

 この関節や靭帯が緩むことにより、腰痛が発生すると考えられています。

前駆陣痛と普段の腰痛の違い

 冒頭で述べたように、妊婦さんはお腹が大きくなるとバランスをとるために猫背になり、骨盤が前傾することで腰に負担がかかり慢性的な腰痛の悩みを抱えやすくなります。

 では、この慢性的な腰痛と前駆陣痛による腰痛の違いは何でしょうか?

①痛い場所が同一かどうか

 腰痛の場所が一定の場所である場合は、慢性的な腰痛の可能性が高いといえます。

 逆に徐々に痛みが下の方へ下がってきたり、腰だけではなくお尻の方まで痛む場合は、前駆陣痛である可能性が高いです。

②痛みの持続性

 慢性的な腰痛の場合は動作時に痛みが出現し、その痛みは持続します。

 前駆陣痛の場合は痛みの程度に波があり、動作時でも安静時でも痛みが出現してやがて軽減します。

前駆陣痛による腰痛への緩和方法

 前駆陣痛による腰痛は、出産に向けての準備であるため避けることはできません。

 ゆったりとリラックスして過ごしたり、痛みがある場所を温めることなどで、痛みを緩和することができます。

 また、腰を優しく擦ったり揉んだりすることも痛みの緩和につながります。

 前駆陣痛と思われる腰痛があるときはなるべく安静にして気持ちを落ち着かせ、痛みの程度や間隔、痛みが収まっていくかどうかを観察することが大切です。

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

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