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長い期間付き合わなければならない慢性腰痛。そのつらい痛みにアロマが効果的であると、近年注目されています。最近は店頭でも気軽にアロマを手に入れられることが多いため、いい香りのアロマで癒やされながらつらい腰痛を撃退しましょう!

慢性腰痛とは?

慢性腰痛とは、腰に初めて痛みを感じてから3ヶ月から6ヶ月経過した状態の腰痛のことを指します。現代日本において子どもから高齢者まで多くの方が悩まされているこの「慢性腰痛」ですが、原因や痛みの出方などは人によってもさまざまです。

慢性腰痛が悪化してしまうと日常生活にも支障をきたすようになり、非常につらいです。心的ストレスや冷え、さらには食生活など普段気にもとめていないような生活習慣が慢性腰痛を引き起こしていることも。

慢性腰痛を引き起こす方の多くが30代から50代の働き盛りであると言われていますが、働きながらつらい腰痛とうまく付き合っていかなければなりません。

アロマテラピーってどんなもの?

アロマテラピーとは、自然の植物や果物などから抽出した香りを使用した精油(エッセンシャルオイル)を使用した自然療法です。精油に含まれる薬効成分が人間の持つ自然治癒力を高め、外傷や肌トラブルの治療やストレスの解消などに効果的であると言われています。

その歴史は深く20世紀初頭のフランスで始まったと言われるアロマテラピーですが、世界的に普及したのは1990年代以降です。

芳香剤やバスオイルなどとしてただ精油の香りを楽しむ場合から美容目的で使用する場合、そして医療行為の一環として用いられる場合まで使用用途が多岐に渡るアロマテラピー。心身への効果は臨床における研究でも明らかになってきています。

実際に医療や介護の現場でもアロマテラピーが取り入れられている例もあり、実際に抑うつ状態や月経困難症に効果がでたという研究データが示されました。

慢性腰痛にはアロマテラピーが効果的

一見関係が無いように思える腰痛とアロマですが、実はアロマテラピーは慢性腰痛に効果的であると言われているのです。アロマテラピーの効能としては、一般的に「リラックス効果」のイメージが強いのではないでしょうか?

しかし、精油を用いたマッサージを行うことで直接的に痛みを軽減させることも可能です。慢性的な腰痛を改善するために最も重要なことは腰回りの凝りをほぐし、血行を改善させることです。マッサージでそれらを改善すると同時に腰痛に効果的なアロマオイルをプラスすることで、より慢性腰痛を改善する効果を高めることができますよ。

これから、腰痛の改善に効果的なアロマを一部紹介するので参考にしてみてくださいね。

腰痛改善に効果的なおすすめアロマ

アロマテラピーで使用する精油には、さまざまな効果・効能があります。そのため、腰痛の種類や症状によっても適した精油が異なってきます。

もし痛みが強い場合には鎮痛作用のある精油、冷えからくる腰痛には身体を温める効果のある精油、そしてストレスが原因の腰痛にはリラクゼーション効果のある精油が効果的ですよ。

鎮痛作用のある精油

ローマンカモミール

香り:フローラル系/甘くフルーティーな香り
注意事項:刺激が強い/妊娠中は避ける

クラリセージ

香り:ハーブ系/苦みのある少しスパイシーな香り
注意事項:刺激が強い/妊娠中・生理中は避ける/運転の予定がある時や飲酒後の使用は避ける

ラベンダー

香り:フローラル系/華やかな香りの中にハーブ系が混じった香り
注意事項:特になし

ユーカリ

香り:ウッド系/森林のような香りの中にほのかな甘さがある
注意事項:刺激が強い/高血圧・てんかんがある方は避ける/乳幼児への使用は避ける

ローズマリー

香り:ハーブ系/強いハーブの香り
注意事項:妊娠中・授乳中は避ける/神経系が弱い人は避ける/てんかんの方は避ける

身体を温める効果のある精油

オレンジ

香り:柑橘系/爽やかながらも甘さがある香り
注意事項:刺激が強い/光毒性あり/妊娠初期の方は避ける

ブラックペッパー

香り:スパイス系/刺激的なスパイスの香り
注意事項:刺激が強い/妊娠初期の方は避ける/肝臓疾患を持つ方は避ける

マジョラム

香り:ハーブ系/ほのかにウッディな甘い香り
注意事項:刺激が強い/妊娠中・生理中の方は避ける/低血圧の方は避ける

ジュニパーベリー

香り:ウッド系/苦みや甘みが入り混じった爽やかな香り
注意事項:刺激が強い/妊娠中の方は避ける/肝臓疾患を持つ方は避ける/急性腎炎の方は避ける

ジンジャー

香り:スパイス系/温かさのある刺激的な香り
注意事項:刺激が強い/妊娠初期の方は避ける/幼児への使用は避ける

ヒノキ

香り:ウッド系/フローラルな甘さとスパイシーさを兼ね備えた香り
注意事項:刺激が強い/妊娠中は避ける

グレープフルーツ

香り:柑橘系/ほんのり甘く、爽やかな香り
注意事項:刺激が強い/光毒性

リラクゼーション効果のある精油

ストレスが原因の腰痛にはリラクゼーション効果のある精油が効果的です。腰痛がある場合鎮痛剤などを使用して痛みをとることも勿論重要ですが、精油を使用して気持ちが和らぐと痛みも軽減することがあります。

この場合、是非自分の好きな香りの精油を使用してリラックスしてみてください。精油にはそれぞれ注意事項や禁忌があるため、使用の前に一度チェックすることをおすすめします。リラックス効果のあるアロマは以下のものがあります。

・ラベンダー
・フランキンセンス
・ネロリ
・サンダルウッド
・ベルガモット
・オレンジ

アロマは自宅でも気軽に取り入れられる!

お店でプロのアロマセラピストによるアロマテラピーを受けることも出来ますが、精油さえあれば自宅でもアロマを気軽に試すことが可能です。

アロマを使用する方法はさまざまですが、腰痛に特におすすめなのがアロマバスです。アロマバスにはリラックス効果があるだけでなく身体を温める効果もあるのでまさに一石二鳥ですよ。

アロマバスを行う場合には、熱いお湯ではなく38〜40度ぐらいの少しぬるめのお湯にしてくださいね。そこに5滴ほどお気に入りの精油を垂らし、あとは香りを楽しみながらリラックスしましょう。この際、精油を垂らしすぎてしまうと頭痛やめまいがしてしまうこともあるため気を付けてくださいね。

その他に腰痛に効果的ものは、精油を使用したアロママッサージです。お風呂上がりなどに気軽に行うことができる方法を、これからご紹介します。

腰痛を改善するためのアロママッサージ

つらい腰痛を改善するためのアロママッサージの方法を紹介します。効果的を出すために、時間がある方はゆっくりと行ってみてください。この際、好みの数種類のオイルを混ぜてみてもいいかもしれません。

1.腰部にまんべんなくマッサージオイルをのばします。
2.指を使って腰の下から上に向かってクルクルと円を描くようにマッサージします。
3.親指以外の指で、背骨の両側をほぐすようにマッサージします。
4.親指でお尻の上の骨をぐっと押します。
5.親指以外の指で、お尻の筋肉をほぐします。
6.最後に手のひらで、腰全体を内から外にマッサージします。

アロマ以外で慢性腰痛を治すコツ

治してもらうのではなく自分で治す

慢性痛を治そうと思うなら、医師に治してもらうという気持ちではなく、自分で治すんだという気持ちが大切です。慢性痛には生活習慣や意識というのが大きくかかわっています。医師が患者さんの生活習慣や意識まで変えることはできません。変えるのは自分自身なのです。

痛みのしくみを理解することで、痛みに対する認識が変わります。それだけで痛みが軽くなる人もいるのです。

自分の痛みとしっかりと向き合い、生活習慣を見直しましょう。痛みに集中するのではなく、楽しいことや、やりがいのあることを見つけ、そちらに意識を持っていきましょう。

痛くても動かす

腰が痛いと、安静にしておこうと動かなくなったり、痛みの不安や恐怖で体を動かさなくなったりする人もいます。しかし動かずにいると、動けなくなり、意識がより痛みに向かうという「痛みの悪循環」に陥ってしまいます。

腰が痛くても動きましょう。少しずつ、自分ができることを増やしていきましょう。

「すべきだ」という考えを手放す

痛みをすべて取らなければならないと考えるのはやめましょう。「痛くて全く動けない。もう駄目だ」と考えるのではなく、「これだけできた」と、できたことに目を向けてください。0か100かではなく、20%でも30%でも動けたことに意識を向けましょう。

また、「~すべき」と考えがちな人は、本当にそれが必要なことか今一度考え直してみましょう。責任感や義務感が強いのは素晴らしいことですが、自分の体を追い詰めてまでしなければならないことかどうか、見直してみることをおすすめします。

まとめ

アロマはその香りで心身をリラックスさせてくれるだけでなく腰痛に対するさまざまな直接的な効果を与えてくれます。今の自分の状態に適した効能を持つ精油の中で是非自身の好きな香りを見つけ、楽しみながら腰痛改善をしていきましょう。

参考文献
症状別でわかりやすい! メディカルアロマレシピ: 医療現場でのアロマセラピーの実践  岩橋知美著
KKスケール法を用いた腰痛と膝痛を主訴とする被験者へのアロマセラピー効果の評価  山保久美子著

著者情報

腰痛メディア編集部
腰痛メディア編集部

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