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腰の周りがだる重いと感じたり、筋肉痛で違和感を感じたりすることはありませんか?
立っていても座っていても腰に負担がかかってしまうため、腰回りの筋肉痛は一刻も早く緩和させたいですよね。

そこで今回は、筋肉痛に効果が期待されている「アロママッサージ」について詳しく解説します。
血流を促進さたり炎症を沈静化させてくれたりする精油を選べば、腰回りの筋肉痛がぐっと楽になるでしょう。

そもそも「アロマ」とは?

アロマとは、ヒノキやオレンジなど「自然界に自生している植物や果物」から抽出したオイル成分を用いて、香りを楽しむものです。

ヨーロッパなどでは古くから「民間療法」に用いられていて、眠れないときや熱が出たとき、炎症を沈静化させたいときなど、幅広く活用されてきました。

現在でも、医療機関においてアロマ精油を医師が処方するという国もあり、アロマの効果効能の力強さを感じさせてくれます。

海外では様々な診療科目で取り入れられている

アロマはまだ科学的な立証データが不足していますし、保険適応外でもあります。しかし、海外では取り入れているところもあります。一例を挙げるとこんな感じです。

心療内科・精神科:不安や悩み、うつ症状の緩和、安眠、気持ちを前向きにする など
眼科・歯科:緊張緩和、唾液の分泌量の改善、痛みの緩和 など
産科・婦人科:出産時の痛みの緩和、不妊症の改善、気持ちを整える など
皮膚科:アトピーの改善、心身の不調を穏やかに回復する など
耳鼻科:鼻炎症状の緩和、ストレスによる緊張をほぐす など
整形外科:不安や恐怖を和らげる、血行障害の緩和 など

海外に限らず、日本でも一部の医療機関で取り入れられています。

アロマを嗅いだことがあるなら分かると思いますが、気持ちが落ち着いたり、気持ちがスッキリしたような感覚は確かにありますよね。

アロマの取り入れ方

アロマを取り入れたことがない人からすると、どうやってアロマを使えばいいのか、どの精油を選べばいいのか、わからないことだらけではないでしょうか。
基本的なアロマの取り入れ方としては、以下の2種類です。詳しく見ていきましょう!

芳香浴:アロマ精油をディフューザーの中に入れ、香りを部屋中に拡散する
マッサージ:アロマ精油と植物性オイルを混ぜ、マッサージに利用する

芳香浴

アロマ精油を芳香浴に使用する場合、必要になってくるのが「ディフューザー」と呼ばれる機械です。
ディフューザーはアロマ精油を直接入れられるように作られていて、香りを効率的に拡散させられる便利なツールです。

ディフューザーがない場合は、熱湯を入れたマグカップの中に精油を数滴垂らして香りを楽しむこともできますが、香りの拡散性や持続性を考えるとディフューザーの使用がおすすめです。

マッサージ

アロママッサージは、アロマ精油を「キャリア」と呼ばれる植物性オイルに混ぜて使用します。
キャリアの種類も「ホホバオイル」「グレープシードオイル」「マカデミアナッツオイル」などと豊富で、期待できる効果効能も異なるのが特徴的。

アロママッサージは芳香浴に比べて「身体に直接オイルを塗布する」ため、よりアロマの効果が期待しやすいといわれています。
また、使用するアロマオイルも様々な効果効能があるため、好みや用途に合わせて選ぶ楽しさも広がるでしょう。

腰痛や筋肉痛におすすめのアロマ精油3選

ここでは、腰痛や筋肉痛におすすめのアロマ精油を3つ紹介します。
「腰周辺が筋肉痛だ」「腰がだる重い」「アロマの香りに癒されたい」という人は、ぜひ参考にしてください。

ローズマリー

ローズマリーは別名「若返りのハーブ」ともいわれていて、美肌効果やエイジング効果が期待されていますが、実は「筋肉痛を緩和させてくれる」働きもあります。
ローズマリーに含まれている「1,8シネオール」という成分には、痛みを鎮めてくれる鎮静作用があります。

辛い筋肉痛は筋肉が炎症を引き起こしてしまっている証でもあるため、ローズマリーの優れた抗炎症作用を取り入れてみましょう。

ただし、ローズマリーには月経調整作用があるため妊娠中・授乳中の女性は注意が必要です。
加えて、ローズマリーは刺激が強い精油の代表格。てんかんの発作を誘発させる可能性があったり、高齢者や高血圧の人にも刺激が強ずぎたりするケースもあるため気をつけましょう。

レモングラス

スポーツアロマの世界でも取り入れられているのは、レモンに似た香りの中にほのかな甘さが感じられる「レモングラス」です。
レモングラスには血流を促す働きがあるため、運動による疲労で凝り固まった筋肉をほぐしてくれます。

また、鎮痛作用もあるアロマなので、筋肉痛で感じる辛い痛みも軽減してくれるでしょう。
レモングラスは同じく鎮静作用の高い「ジュニパー」と相性がいいため、ブレンドしてマッサージに取り入れるのもおすすめです。

オレンジ・スイート

血流を促進させてくれる働きがある「オレンジ・スイート」は、筋肉痛や筋肉疲労におすすめのアロマです。

オレンジの香りはリフレッシュ効果も抜群で、ほっと一息つきたいときにも重宝してくれるでしょう。
また、オレンジの香りは様々なアロマと相性抜群!ひとつ持っていると幅広く活用できるアロマなので、初心者には特におすすめです。

特に相性がいい精油は「ラベンダー」です。ラベンダーにも痛みを緩和させてくれる鎮静効果があるため、ぜひ筋肉痛対策に取り入れてみましょう。

アロマテラピーで筋肉の凝りがほぐれる?!腰の痛みや凝りにおすすめの精油とは?

女性に人気のアロマ

女性に人気のアロマも紹介しますので、興味のある方はぜひ使ってみてください。

ラベンダー

フレッシュで柔らかい香りで、嗅ぐと気持ちが落ち着く効果があります。

よく言われているのが、気持ちを落ち着けて安眠へといざなってくれるという効果です。イライラや頭痛を和らげてくれます。

炎症を鎮めてくれる効果も期待できるため、ストレス性の肌トラブルにもおすすめです。

ネロリ

ネロリはミカン科ということもあり、柑橘系の爽やかな香りに加えて甘さも感じられる香りのアロマです。

こちらもリラックス効果が高く、不安を鎮めたり幸福感を感じられます。ストレス性の便秘や下痢、腹痛などにも作用するそうです。

オイルマッサージに取り入れることで、古くなった角質を取り除く・肌のトリートメントなどの効果が期待できます。

ベルガモット

ベルガモットは柑橘系の爽やかな香りのするアロマです。

心に溜め込んだ抑圧された感情を解き放つための助けをします。イライラや欲求不満を抱えている人におすすめです。

消化不良や腹痛などを緩和させる効果が期待できます。

アロママッサージで筋肉痛緩和!具体的な方法

ここでは、筋肉痛緩和のためのアロママッサージのやり方や必要な道具などについて詳しく解説します。

マッサージオイルの作り方

1. ガラス容器にホホバオイルを10ml入れる

2. その中にお好みの精油を2滴入れる(ブレンドもOK!)

3. 爪楊枝などでよく混ぜる

ここでは、アロママッサージでよく使用される「ホホバオイル」を使用しています。ホホバオイルは保湿効果が高く安全性にも優れているため、とても使いやすいキャリアオイル。
キャリアオイルで迷ったら、まずはホホバオイルから挑戦してみるのもいいでしょう。

また、身体に塗布する場合は、アロマ精油の濃度を「1%以下」にする必要があります。(顔に塗布する場合は0.5%)

したがって、10mlのキャリアオイルを使用する場合は、精油2滴(1滴約0.05ml)になることをしっかりと覚えておきましょう。

この濃度はあくまでも目安になるため、刺激の強いローズマリー精油を使用する場合や肌が敏感な人の場合は、10mlにつき精油1滴にするなどの工夫も大切です。

腰の筋肉痛に!アロママッサージのやり方

1. マッサージオイルを手のひらにとり、手を合わせてオイルを温める

2. オイルが温まったら痛みが気になる部分へそっと塗布し、オイルをなじませるようにマッサージする

セルフマッサージの場合は、マッサージのやり方などにはあまりこだわらず、アロマ精油の成分がしっかりと体内に吸収されるように意識することが大切です。

吸収率を高めるためには、まず手のひらでオイルを温めること!温まったオイルは皮膚に馴染みやすくなるため、オイルを塗布する前のひと手間を惜しまないようにしてください。

CBD(カンナビジオール)もおすすめ!

CBDは大麻から採れる成分です。大麻というと、中毒性や気持ちが高揚して精神的に不安定になるというイメージがあると思います。その効果があるのは、大麻の花・葉・根・穂から抽出された成分、THC(テトラヒドロカンナビノール)によるものです。

CBDは大麻草の茎や種子から抽出されており、深いリラックス作用が期待できます。もちろん、中毒性もありませんし、合法的です。WHO(世界保健機関)によると、副作用もほとんどありません。

気持ちを落ち着ける効果により、精神的なストレスや不眠を緩和できるそうです。中には、PTSDによる睡眠障害の方も効果を感じられたとのこと。

抗炎症効果・抗酸化作用・ニキビ・やけどなど、皮膚への作用も期待されているので、肌トラブルに悩んでいる人にも適しています。

https://aromicstyle.com/blog/column/cbd%E3%81%A8%E3%81%AF%E4%BD%95%EF%BC%9F%E5%8A%B9%E6%9E%9C%E3%82%84%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95%E3%82%92%E3%81%94%E7%B4%B9%E4%BB%8B/

参考にしたサイト
Sayuaroma:メディカルアロマについて

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腰痛メディア編集部
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