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トライアスロンとは、水泳、自転車、ランニングの3種目を連続して行う競技で、2000年シドニー大会からオリンピックの種目となっています。
今回はオリンピックドクターも務めた、整形外科医で早稲田大学スポーツ科学学術院教授の金岡恒治(かねおかこうじ)先生に、トライアスロンにおける腰痛の原因と、その対処・予防法についてお話を伺いました。

ランニングによる腰痛

「人間は走る際、色々な筋肉を働かせて骨盤を安定させています。走る距離が長くなると、だんだんと体幹を支える筋肉の持久力が落ちてきて、筋力が落ちてしまいます。すると、グローバル筋(特に脊柱起立筋)への負担が増え、脊柱起立筋の筋筋膜性腰痛、あるいは脊柱起立筋と腸骨の付着部の痛みが生じることがあります。
他にも、体幹を安定させるためにグローバル筋の中の外腹斜筋や内腹斜筋が沢山使われ、疲労が貯まることによって;、「さしこみ」という脇腹の痛みを起こすこともあります。

痛みが出る理由の一つは、自分の持ってる持久力以上の負担をかけていること。つまり、走りすぎです。
持久力を高めるための運動として、走るだけではなく、走る割合を減らして少しバイクや水泳の量を増やしたほうが良いかもしれませんね。」

自転車による腰痛

「自転車による腰痛は、自転車を漕ぐときのポジションに影響されている可能性があります。
 前かがみの姿勢を支えるために、脊柱起立筋には大きな負担がかかります。
 あまりにも負担がかかると、脊柱起立筋から来る筋筋膜性腰痛や筋付着部障害が出ることがあります
 痛みが出やすい姿勢を避け、良いポジションを探す努力を行いましょう。」

水泳による腰痛

「水泳については腰痛になる直接な原因は少ないと言われています。」

著者情報

金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD
金岡 恒治(かねおか・こうじ)MD,PhD

早稲田大学スポーツ科学学術院教授

日本整形外科学会専門医・脊椎脊髄病医

日本スポーツ協会認定スポーツドクター

日本水泳連盟理事・医事委員長 ほか

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